トレードオフという表現より割り切りがわかりやすい
ネットの記事「アメリカ海軍は固体レーザー砲を2014年に配備する」によると、レーザー砲の実戦配備とはすごいな。
これまでの自由電子レーザでの計画をいったん区切って、固体レーザでできる範囲のことをまずはするという割り切りが特徴的。
軍需に限らず、アメリカはこの割り切りが強みだなと思う。日本はついつい完璧をめざしてしまい、次善策を下に見るので、結果的に機会を失う。
トレードオフが大切とよく語られるが、日本語にしたら、ようは割り切りのことなんだよな。
直観的にわかるように、トレードオフと言わずに、割り切りと言った方が背中を押せる気がする。
この固体レーザー砲配備で想像できることは、これでレーザー砲の低価格化が進み、それを小型化したものが開発されればレーザーライフルとして警察なども導入できるようになりそう。
人質立てこもりとかなら、レーザー照準して、すぐにレーザーライフルに切り替えれば、誤射なく犯人を射撃できる(はず)。そうなれば、犯人を射殺せずに、正確に手首だけを撃ち抜くとかできそうだ。
軍需用途では欠点とされる固体レーザーの特徴も、そのような場面では、あまり問題なさそうだし、よい気がする。
ただ、そうなってくると、悪い人も使えるようになるので、その点をどう「割り切る」かが新たな問題だろうか。
4月 11, 2013 | Permalink
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