政府機関統一基準の設計理念
日本システム監査人協会の第122回月例研究会にて、政府機関の情報セキュリティ対策統一基準を紹介することになりました。
ここでは、解説書を読むだけでは汲み取れない、設計理念に類するようなことについても説明できればと思います。
「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準」については、民間でも利活用できることをこのブログでも以下のように紹介したことがありました。
しかし、完成した文書と解説があっても、設計理念などがわからないと、それを利活用するのは難しいものです。
今回、日本システム監査人協会の第122回月例研究会にて、「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準」を紹介することになりました。
同統一基準を、政府関係者以外に対して説明するのは、去年の「ネットワーク・セキュリティワークショップin越後湯沢2005」で10分間くらい紹介しただけで、2時間かけて説明するのは今回が初めてとなります。
十分な時間を頂きましたので、内容の説明は簡単に済ませて、むしろ設計理念についてを紹介させていただくのが、聴講者のみなさまにとって有益だろうと考えています。
特に、監査人協会向けですから、同基準での監査の考え方についても紹介します。
今回は主催者のご都合で参加費が有償となってしまいますが、別の機会も作っていければと思っています。
とはいえ、具体的に次回は未定ですので、以下、参考にしてください。
以下、転載。
「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準」は、すべての府省庁が情報セキュリティ確保のために行うべき対策の統一的な基準を定めたものです。
今後展開される省庁だけでなく、民間企業が自主的に情報セキュリティ対策を考案する上でも参考になると考えられます。また、これまでのシステム監査人の知識や経験を共有し、官民が積極的に連携する取り組みも重要になると思われます。
そこで、今回の月例研究会では、政府機関統一基準の制定と運用の動向を把握し、概要を理解するため、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)(講師調整中)にご講演頂くことになりました。
NISCは、省庁横断的に、また国際的な視野から情報セキュリティ政策に関する基本戦略を立案、官民の統一的・横断的な情報セキュリティ対策の推進に係る企画、立案、総合調整を行うために活動している組織です。
今月も、多くの皆様のご参加をお待ちしています。
記
1. テーマ 「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準」について
2. 日時 2006年8月2日(水) 18時30分~20時30分
3. 場所 中央大学 駿河台記念館 2階281号会議室
4. 講師 内閣官房情報セキュリティセンター
5. 会費 会員 2,000円 非会員 3,000円
7月 14, 2006 | Permalink
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